流れをつかもう! 急性期から回復期、そして就労支援へ 3 リハビリの要、回復期リハ病棟
リハビリの要、回復期リハビリ病棟
前回はシリーズの2回目として、急性期病院の実情と、リハビリ実施の難しさについてご説明しました。
総合病院だから何でもできる。
しかし病院の機能を考えれば、急性期病院でリハビリをするよりも、リハビリが得意な病院、
現在の医療制度でいえば、回復期リハビリ病棟でリハビリをする方が、
より多く、より専門的なリハビリが可能になるわけです。
今回は、そんな回復期リハビリ病棟についてご説明します。
急性期病院での治療を終えて、同じ病院の回復期リハビリ病棟でリハビリを継続できればよいのですが、
急性期病院に回復期リハ病棟を併設している場合は、あまり多くありません。
特に最近では「回復期リハビリ専門病院」のように、病院全ての病床が回復期リハビリの患者さんだけ、
という病院も多く登場しています。病気発症から回復期リハビリ病棟でのリハビリを開始するまでの期間は
平均で24日程度といわれており、急性期病院での治療を終えた方々にとっては、
回復に向けたリハビリを心待ちにしている方もいらっしゃることでしょう。
急性期病院の平均入院期間が約2週間と言われていますから、回復期リハビリ病棟に入院する患者さんは、
治療から回復期リハビリ病棟への入院までに、より多くの時間を要することが分かります。
病院間の連携を強化することで、よりスムーズに患者さんを受け入れる必要があります。
1回20分のリハビリを1単位として、1日最大9単位、つまり180分(=3時間)のリハビリが可能です。
といっても、病気から回復過程にある患者さんの体力を考えて、
1回20分~40分区切りでリハビリを数回繰り返し、
その合計が1日で最大180分になるようにリハビリをする、というイメージです。
午前9時から午後5時までに3時間のリハビリを行うことになりますから、
下の図を見ると、リハビリのスケジュールがかなり密であることが分かると思います。
総合病院だから何でもできる。
しかし病院の機能を考えれば、急性期病院でリハビリをするよりも、リハビリが得意な病院、
現在の医療制度でいえば、回復期リハビリ病棟でリハビリをする方が、
より多く、より専門的なリハビリが可能になるわけです。
今回は、そんな回復期リハビリ病棟についてご説明します。
急性期病院での治療を終えて、同じ病院の回復期リハビリ病棟でリハビリを継続できればよいのですが、
急性期病院に回復期リハ病棟を併設している場合は、あまり多くありません。
特に最近では「回復期リハビリ専門病院」のように、病院全ての病床が回復期リハビリの患者さんだけ、
という病院も多く登場しています。病気発症から回復期リハビリ病棟でのリハビリを開始するまでの期間は
平均で24日程度といわれており、急性期病院での治療を終えた方々にとっては、
回復に向けたリハビリを心待ちにしている方もいらっしゃることでしょう。
急性期病院の平均入院期間が約2週間と言われていますから、回復期リハビリ病棟に入院する患者さんは、
治療から回復期リハビリ病棟への入院までに、より多くの時間を要することが分かります。
病院間の連携を強化することで、よりスムーズに患者さんを受け入れる必要があります。
1回20分のリハビリを1単位として、1日最大9単位、つまり180分(=3時間)のリハビリが可能です。
といっても、病気から回復過程にある患者さんの体力を考えて、
1回20分~40分区切りでリハビリを数回繰り返し、
その合計が1日で最大180分になるようにリハビリをする、というイメージです。
午前9時から午後5時までに3時間のリハビリを行うことになりますから、
下の図を見ると、リハビリのスケジュールがかなり密であることが分かると思います。
リハビリは、専門の療法士である「理学療法士」・「作業療法士」・「言語聴覚士」が担当します。
入院期間は、骨折などの「運動器疾患」、肺炎後などの「廃用」などで90日を上限とし、
脳梗塞などの「脳血管疾患」では150日または180日が上限となります。
入院期間は、骨折などの「運動器疾患」、肺炎後などの「廃用」などで90日を上限とし、
脳梗塞などの「脳血管疾患」では150日または180日が上限となります。