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心電図、ホンキのキホン(13)「不整脈のバカ!」・・・AED & ICD は心臓への愛のビンタ

[2021.02.18]

「不整脈のバカ!」・・・AED & ICD は心臓への愛のビンタ

ここまで心臓について学んできたシリーズも、今回で最終回。前回のペースメーカーに続いて、心臓の脈に関する機械であるAEDとICDについて勉強していきましょう。「AEDは聞いたことあるけど、ICDって?」という方も多いはず。それぞれ…、


AED:Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器

ICD:Implantable Cardioverter Defibrillator:埋め込み型除細動器

前回登場したペースメーカー、今回の埋め込み型除細動器、そして更に「ペースメーカーとICDを合体させたCRTD」などがあります。いずれの機会でも、MRI検査を実施する際には注意が必要です。最近ではMRI検査ができるタイプのものもありますが、MRIの磁気がこれらの機器に影響を及ぼす可能性があり、またCT検査でも画像のハレーションを抑えるために、ペースメーカーのある部位を避けて撮影する場合があります。

ペースメーカー

埋込型除細動器(ICD)

両室ペーシング機能付き埋込型除細動器(CRTD)

治療イメージ

 

「除細動器」、というのは、「不整脈を止める機械」です。どんな不整脈を止める必要があるのか、というと、本シリーズの(6)で学びましたよね。覚えてますか? そうです、「ヤバイ of ヤバい」不整脈を止めるのです。具体的には、「心室細動」と「心室頻拍」です。では、どうやって止めるかご存知ですか? そう、電気ショックで不整脈を止めるのです。正確に言うと、電気ショックで「心臓を止める」のです。ちょっと驚くかもしれませんが、除細動器の電気ショックで心臓を止めて、そこから心臓が正常な脈を自然に発するようになるのを期待する、のです。「分からず屋の不良学生(不整脈)がヒロインのビンタ(電気ショック)で ハッ(心静止)として、やがて更生していく(洞調律に戻る)」イメージです。ハッとしているときには心臓は止まっている状態ですから、意識を失って倒れてしまうこともあります。致死的不整脈は止められても、立位で作動した場合には無傷では済まなくなってしまいます。

ICDは体内に埋め込まれていますから、皆さんが「操作する」ことはありませんが、AEDは日常の看護でも操作することになるかもしれません。

AEDの使い方、ご存知ですか?実は「知らなくても大丈夫」なのです。最近ではデパートや公共施設の壁に設置されていて、いざ という時には一般の方でも操作できるようにできています。ただ1つだけ覚えておく必要があります。意識を失って倒れている方を見つけたら、AEDを持ってきてケースを開けて、「電源スイッチ」をオンにしてください。あとは自動音声の案内に従って、言われたとおりに実施するだけです。

 

別のシリーズも学んでみたい方は、こちら

→ レントゲン、見方の味方(1)驚異の 胸部レントゲン

→ 血液検査データの読み方:血算総決算(1)データで読み解く「貧血」

 

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