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徹底解説 介護保険 5

[2021.09.30]

介護保険の「居宅サービス」

シリーズ最後となる今回は、介護保険で利用できる「居宅サービス」について、一部ですがご紹介します。前回の「徹底解説 介護保険4」でご説明したように、要介護度によって利用できるサービスの量が利用限度額によって異なっていました。その範囲の中であれば、以下のサービスを組み合わせて利用することが可能です。このサービスの内容は、ケアマネジャーと相談しながら、利用者ごとのニーズに合わせて決定していきます。

【通所して利用する】デイサービス、デイケア
【訪問を受けて利用する】訪問入浴介護、訪問リハビリテーション、訪問看護、居宅療養管理指導、訪問介護
【在宅での暮らしを支える】福祉用具貸与、特定福祉用具販売、住宅改修費支給
【短期間入所する】短期入所生活介護、短期入所療養介護(ショートステイ)

 

サービスの概要は、皆さんよくご存じかと思われます、一歩前進して、訪問介護サービスの対象となるものとならないものについて詳しく解説したいと思います。

【訪問介護の対象となるもの】
1)身体介護
例)食事、入浴、排せつなどの生活動作ができず、介助を必要とする場合

2) 生活援助
例)ひとり暮らしの人や同居家族が病気などで自らかじを行うことが困難な場合に利用

3)通院のための乗車または降車の介助
例)要支援1・2の方は利用できません。自宅から乗車までの間の介助、降車から病院等までの間の介助。

4)医療行為
ホームヘルパーによる医療行為は認められていません。しかし、一定の研修を修了した介護職員等は医師の指示や看護師等との連携のもとであれば痰の吸引経鼻栄養などの医療行為が認められます。

 

なお、医療行為に該当しない以下の行為は、原則認められます。
例)体温計によるわきの下・耳による検温、自動血圧測定器による血圧測定、パルスオキシメーターの装着、軽微な外傷等に対して専門的な判断や技術を必要としない処置、軟膏の塗布・湿布の貼付・点眼薬の点眼・一包化された内服薬の内服、坐薬の挿入・鼻腔粘膜への薬剤噴霧の介助。

また、容態が安定し、投薬による危険性がない場合には、以下の行為も認められます。

爪切り、爪やすりがけ、口腔内の刷掃・清拭、耳垢の除去、ストマ装具のパウチにたまった排泄物の廃棄、自己尿道を補助するためのカテーテルの準備や体位の保持、市販の浣腸器による浣腸

 

【訪問介護の対象とならないもの】
1)直接本人の援助に該当しない行為 
例)利用者以外のための調理、洗濯、買い物、布団干し、主として利用者が使用する居室等以外の掃除、来客の応  接、ドライブ、カラオケ、冠婚葬祭、自家用車の洗車掃除、外食、理美容など

2) 日常生活の援助に該当しない行為
例)草むしり、花木の水やり、犬の散歩、家具、家電の移動修繕、大掃除、窓のガラス拭き床のワックスがけ、植木の剪定、正月、節句等のための特別な手間をかけて行う調理。

 

さて、ここまで介護保険について5回シリーズで解説してきましたが、いかがでしたか。訪問介護の対象になるもの・ならないもの を覚えておけば、退院支援がスムーズに進むと思います。介護保険の制度と特徴を コンパクトに学ぶことは難しいと思いますが、サラッと読んで納得していただき、忘れたら また各コンテンツをご覧いただき、復習・確認していただければ幸いです。

 

介護保険と密接にかかわる認知症について

→ そうだったのか、認知症1 「認知機能」と「MMSE」

 

シリーズをもう一度はじめから復習

→ 徹底解説 介護保険1

 

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