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これなら分かる! 向精神薬1

[2021.04.29]

向精神薬とは

これから精神科診療で使われるさまざまな薬について紹介していこうと思いますが、今回はまず薬剤に関する用語の説明からです。

 

向精神薬

向精神薬という言葉の定義もいろいろとありますが、ここでは「精神疾患に対する医薬品として扱われている薬剤全体」のことを指すこととします。いわゆる「麻向法」(麻薬及び向精神薬取締法)に定められている向精神薬のことではありません。

私の話の中で出てきそうな種類の薬しか挙げていませんが、イメージ的には以下の図のようになります。ほかにも神経刺激薬(主にADHDの薬)とかアルコール依存症治療の薬とか、一部の精神作用のある漢方薬なども含んでもいいと思います。

 

 

 

マイナー メジャー

精神科の薬について話しているとき、「マイナー」とか「メジャー」という言葉を聞いたことはありませんか?「マイナー」はマイナートランキライザー、「メジャー」はメジャートランキライザーの略で、このトランキライザーとは「精神安定剤」を意味します。簡潔に言うと、

 

 

マイナー= 抗不安薬・・・俗に言う 「安定剤」  
 →うつ病や不安障害にみられる「不安症状」に投与

メジャー= 抗精神病薬・・・「統合失調症」の薬
 →「幻覚」や「妄想」に投与

 

余談ですが、精神薬」という用語はなく、「抗精神病薬」と混同して使われているか、「精神薬」の変換ミスだと思われます。たまに看護記録とかで見つけたりしますが、抗うのは「精神病」にであって、「精神」に抗ってしまってはなんか不思議な状態になってしまいます。

 

次回からは上の図でいうと抗不安薬や睡眠薬、抗てんかん薬などとして用いられる、ベンゾジアゼピン受容体作動薬という種類の薬について触れていきます。 

→ これなら分かる! 向精神薬2

 

 

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