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循環器内科医が教える 高血圧4 高血圧治療薬の選び方:合併症がある場合


高血圧治療薬の選び方:積極的適応疾患がある場合

このシリーズでは、循環器内科医の杉村医師と、同僚の南医師の2人が協力して、高血圧について やさしく解説していきます。前回は、高血圧の治療薬として、
1.カルシウム拮抗薬
2.ARB・ACE阻害薬
3.利尿薬
4.β遮断薬
という4つ代表的な種類があり、患者さんの合併症を考慮せずに選んだ場合の治療薬の選び方を学びました。
今回は一歩進んで、治療薬を適応させるべき積極的疾患がある場合
つまり合併症を考慮した場合の治療薬の選択について触れていきます。
カルシウム拮抗薬 ARB・ACE阻害薬 利尿薬 β遮断薬
左室肥大
心不全
頻脈
狭心症
心筋梗塞後
慢性腎不全 (蛋白尿-)
(蛋白尿+)
脳血管障害慢性期
糖尿病
骨粗鬆症
誤嚥性肺炎
積極的適応がある場合、として取り上げた、いわゆる合併症ですが、
心不全や心筋梗塞、腎不全、脳血管障害といった「高血圧」と関連の強い疾患の他に
糖尿病、骨粗鬆症、誤嚥性肺炎といった疾患も含まれていますね。

今回は合併症によって使用する高血圧治療薬に違いがあることをご紹介しました。
次回以降は、疾患ごとに、詳しく解説していきます。